保湿に使用する油分の強い軟膏やクリームが不快の原因に!
わたしも軽いアトピー性皮膚炎で乾燥肌があり、夜は保湿に使用する油分の強い軟膏やクリームをべたべたと塗って寝ますが、寝具が油分を吸っているのはわかっていましたし、べたつく不快感は乾燥のかゆみよりましと我慢していました。
ひと冬越すと寝間着や寝具に洗濯では落ちない脂がしみ込み、酸化して臭くなって捨てたことも何度もあります。また、脂を吸った衣類は保温性が落ちるので、冷え性のわたしは、冬は就寝してから、トイレに2,3回行っていました。朝起きると背中が重く感じることもよくありました。いつも軟膏を塗る不便さを感じていたのです。温活にも一役買います。当クリニックの実験で、保湿剤をぬって着用した場合、綿よりも保温性が高い傾向があることが確認できました。
ある日カシミヤを装着して就寝すると・・・
ある日閃いて、カシミヤ手袋を、もったいないと思いつつ保湿剤をべたべたぬって装着して寝ました。そうするといつまでも手についた油分が肌表面に残っていました。
私たち皮膚科医は、外用剤は皮膚に吸収されていると思っていましたが、単に周囲のものにつけていたんだということを実感しました。まさに目からうろこの瞬間でした。
また、当然手袋をしているので寝具をさわってもべたつきません。それも新鮮でした。
そこでカシミヤのセーターやレギンスを同様に使用してみたら、朝にはボディービルダーばりに皮膚がテカテカしていたのです!(40代で乾燥肌なのに)
夜間のトイレも行かず、体が楽になっていることが実感できました。
カシミヤ糸のパイオニア 東洋紡糸(株)さんと協力
これは発見!と思い、カシミヤでは草分け的な東洋紡糸(株)さんに開発の協力をお願いし、約1年間の開発期間を経て、カシミヤ肌着商品が誕生したのです。
患者様にもお勧めします
現在、当クリニックでは、アトピー性皮膚炎や手湿疹、肝斑や顔面にたっぷり保湿クリームをぬって寝る方にお勧めしていますが、おおむね好評です。しかし、アトピー性皮膚炎の方で1名悪化した方が出ました。かゆみの強い人の使用はお勧めできません。
ご使用の注意点
アトピー性皮膚炎のかゆみを強く感じる人にはお勧めできません。乾燥が強い人にお勧めします。湿疹が出ている時、かゆみの強い時は使用を避けてください。
綿や絹と比較して、やや刺激感(チクチク感)を感じることがあります(使用感には個人差がございます)。 使用を続けていくうちに、馴染んで刺激感はやわらぎます。
ちなみに、私が実際に1年間使用したカシミヤは、まだ臭いも出ておらず、チクチク感も最初と比較して減っています。
しかし、この刺激感は、保湿剤をべたべたに塗って使用したり、ワンサイズ上の大きさのものを使用されると軽減します。(但し、湿疹がひどい人にはお勧めできません。)
また、カシミヤは吸湿性はなく汗は吸収されませんので、暑い季節や夜間に結構汗をかく方にはお勧めできません。(布団で調節していただくといいと思います。)
|